私も「藻類がどの光合成色素を持っているか」が書かれた資料集のページのページ番号を覚えてしまっているぐらいですから。。笑
今回はこれについて少し説明したいと思います。
例えば緑藻はクロロフィルaとクロロフィルbを持っていますよね?つまり緑藻から植物は陸上に進出したと考える訳です。アオサはこの緑藻です。お好み焼きの上にふりかけるものにアオノリ以外にアオサって売っているのを見たことがないですかね?(私は大阪なので、大阪だけかも知れませんが・・)
アオサは緑色をしているのでもちろん緑藻です。
植物の進化では、藻類からシャジクモ類(車の軸にタイヤがついた形に似ているので車軸藻類と言います)、そして陸上植物に進化したと言われています。 フラスコモはこのシャジクモです!(でもフラスコモという名前よりシャジクモでの名前での出題が多い気がします) さて、藻類の話に戻りますが、植物は基本的に緑色をしていますよね?これって「赤色の光」「青色の光」は利用して、「緑色の光」は利用せず反射しているからでしたよね? ただ藻類のように水中に入ってしまうと、利用できる光が減少してしまうんです。具体的に言うと、赤色の光は水中で吸収されてしまい、青色と緑色の光のみ届くようになるんです。 ではどのように対応しているのか? 褐藻類では「「青色の光」をより効率よく吸収する」という作戦をとっているんです。フコキサンチンやクロロフィルcは幅広い青色の光を吸収することができます。
褐藻類の代表例はワカメやコンブなどですかね!ワカメ緑色のイメージがあるかも知れませんが、それは茹でた後の色であって、もともとは褐色です。 紅藻類では1番深いところで生育しているので、「クロロフィルではあまり吸収できない緑色の光を吸収する」という作戦をとっています。紅藻類が持っているフィコビリンという光合成色素は緑色や黄色の光を利用できるんです。紅藻類の代表例はテングサやアサクサノリです。テングサとか知らないですかね?よく磯でテングサを集めている方を見かけます。それを干して、「ところてん」の材料にするんですね。
あと、アサクサノリが緑色イメージだと言う人がいますが、きっとそれはアオノリのイメージが強いということなんでしょうね!・・でも考えてみて下さい。わざわざ"アオ"ノリと名付けられているということは、ノリは基本緑色じゃないということですよ。ノリは基本紅藻類です。(それでも「紅色」というのがイメージしにくいのだと思います。乾燥させると色が変わりますからね。)最も種類が多いのも紅藻類なんです。 あと乾燥海苔を食べますよね?私もご飯と海苔だけでバクバク食べてしまいますが。昔はアサクサノリを使っていました。でもスサビノリという種の方が成長が早いので、最近ではこのスサビノリをよく養殖に使います。 アサクサノリやスサビノリが私たちのよく食べている海苔で紅藻類なんですね。
あとはボルボックスですが、これは緑藻ですが、アオサなどと比べてはるかに小さいです。顕微鏡で見るレベルですね。クラミドモナスという単細胞の緑藻がいるのですが、ボルボックスはこのクラミドモナスのような生物がたくさん集まってできています。つまり1つ1つが単細胞生物。それが集まってできています。こういうのを細胞群体というのでしたね。
こんにちは。
返信削除すみません、お話したいことがありまして、
Twitterにてリプライさせていただきました。
よろしければDM、メールさせていただけないでしょうか。
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返信削除返信が遅くなってすいません!こちらのコメントに気づいていませんでした!
返信削除kembiology6@gmail.com に連絡いただければいつでもお返事させていただきます!